
小倉競馬場で開催される北九州記念!
夏のスプリント重賞ということで荒れるのではないかと思われるこのレース。
実際にこの3年間では昨年は3着に16番人気のモズメイメイ、2022年は16番人気のボンボヤージが勝利をあげており、人気薄の馬の好走が目立つレースと言えます🏇
小倉・芝1200メートルで行われるようになった2006年以降で見ても、単勝1番人気だったのは2008年のスリープレスナイトのみで、2番人気から4番人気だった馬も2頭しかいないというハンデキャップ競走らしい波乱含みの一戦と言えそうだなのです!
ここでは簡単なデータをご紹介していきます✨
北九州記念の歴史
北九州記念は、1966年に3歳以上・ハンデキャップの重賞として創設されたレース。
開催当初は小倉競馬場の芝2000メートルで行われていており、現在のスプリントレースとは異なるレースとなっていましたが、1969年に芝1800メートルに変更。
負担重量は1972年に別定重量、1995年にハンデキャップ、2000年に別定重量とそれぞれ変更されていますが、2006年から再びハンデキャップに戻され現在に至っている。
2006年から夏競馬をさらに盛り上げるために設けられた「サマースプリントシリーズ」の開催に伴い、本競走は距離が芝1200メートルと一気に短縮され、同シリーズの対象レースに指定されるとともに、スプリンターズSへ向けた前哨戦の1つに位置付けられることになったのです。
サマースプリントシリーズに指定されてからは、この競走を制した
リトルゲルダ(2014年)
ベルカント(2015年)
アレスバローズ(2018年)
レッドアンシェル(2020年)
ジャスパークローネ(2023年)
がシリーズのチャンピオンになっており、このレースを制した馬が、夏のスプリント王に輝く可能性が高いと言える注目のレースなのです。
小倉1200mコースの特徴
2コーナー脇のポケット地点からのスタートで、3コーナーまでの距離は約480メートル。
スタートしてから4コーナーにかけて、途中に平坦な部分を挟みながら一貫して緩やかな下りが続きます。
ゴール前の直線は平坦で、距離は293メートルと直線は短め。
最初から最後まで下りと平坦だけを走るコースで、JRAの芝1200メートルの中でも速い時計が出やすいコース形状になっています。
先行した馬が惰性で流れ込むことが可能だが、各騎手ともそれはわかっているので、先行争いが激化することが多い。
強いメンバーがそろえば、逃げ・先行馬に対する後続のプレッシャーが厳しくなって、楽なレースはさせてもらえません。
直線は短いものの、ゴール前での逆転劇もしばしば見ることができます。
歴史・コース:テレビ西日本賞北九州記念 今週の注目レース JRA
データの注目点
🏢前走着順👀
| 前走の着順 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
|---|---|---|---|---|
| 3着以内 | 6-9-5-42 | 9.7% | 24.2% | 32.3% |
| 4~7着 | 3-0-4-38 | 6.7% | 6.7% | 15.6% |
| 8着以下 | 1-1-1-63 | 1.5% | 3.0% | 4.5% |
👓ポイント
・前走3着以内が好成績を残しやすいというデータが出ています。
・2着はないものの前走4~7番人気も3勝を挙げているので警戒が必要。
・前走8着以下は一気に各数値が悪くなっているので、割引ポイントの1つと言えそうです。
前走8着以下の馬は
レッドヒルシューズ
ミルトクレイモー
モズメイメイ
タマモブラックタイ
ドロップオブライト
スリーアイランド
🏇性別による成績🏇
| 性 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
|---|---|---|---|---|
| 牡・せん | 4-4-4-84 | 4.2% | 8.3% | 12.5% |
| 牝 | 6-6-6-59 | 7.8% | 15.6% | 23.4% |
👓ポイント
・どちらかと言えば牝馬が優勢と言える成績になっています。
・夏は牝馬との格言がありますが、このレースに関しては少なくとも牝馬の方がやや優勢。
今年は18頭のうち牝馬は7頭。
牡馬、セン馬の前走着順を見ると
| 前走の着順 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
|---|---|---|---|---|
| 3着以内 | 4-3-2-20 | 13.8% | 24.1% | 31.0% |
| 4着以下 | 0-1-2-64 | 0% | 1.5% | 4.5% |
と前走4着以下は大きく成績を落としているので注意が必要。
牡馬・セン馬の前走4着以下は
ミルトクレイモー
メイショウソラフネ
エイシンワンド
タマモブラックタイ
🏃通算出走別成績🐎
| 通算出走数 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
|---|---|---|---|---|
| 22戦以内 | 7-10-7-70 | 7.4% | 18.1% | 25.5% |
| 23戦以上 | 3-0-3-73 | 3.8% | 3.8% | 7.6% |
👓ポイント
・22戦以内の馬が圧倒的な成績を残しています。
・23戦以内の馬も3勝しているだけに注意は必要ですが、全体的な成績では22戦以内に圧倒的に劣るため、軸にするのは22戦以内が無難かもしれません。
23戦以上経験している馬
ヨシノイースター
シロン
メイショウソラフネ
ミルトクレイモー
カリボール
ヤマニンアンフィル
年齢別でみると
3歳 (2-1-2-17) 9.1% 13.6% 22.7%
4歳 (3-2-4-19)10.7% 17.9% 32.1%
5歳 (1-6-1-40) 2.1% 14.6% 16.7%
6歳 (3-1-3-37) 6.8% 9.1% 15.9%
7歳上(1-0-0-30) 3.2% 3.2% 3.2%
という結果になっており4歳以下が5勝、5歳以下が連対率を圧倒しているのも関わっているかもしれません。
23戦以上で重賞勝利経験のない馬は
| 経験の有無 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
|---|---|---|---|---|
| あり | 2-0-1-8 | 18.2% | 18.2% | 27.3% |
| なし | 1-0-2-65 | 1.5% | 1.5% | 4.4% |
とさらに成績を落としているので1つの指標となりそうです。
同年のオープンクラス以上芝1200mで連対した馬の成績
| あり | 3-6-4-29 | 7.1% | 21.4% | 31.0% |
|---|---|---|---|---|
| なし | 3-0-2-60 | 4.6% | 4.6% | 7.7% |
勝ち数は変わらないものの、同年のオープンクラス以上芝1200mで連対している馬が全体的な成績は圧倒しています。
2025年に芝1200mで連対している馬
クラスペディア
オタルエバー
アブキールベイ
ロードフォアエース
キタノエクスプレス
ヨシノイースター
他に気になるポイントを紹介
斤量別でみると57.5㎏以上を背負った馬は過去10年で計8頭と少ないものの馬券内1頭もなし。
枠順では4枠から勝利が上がっていませんが、それ以外からは全て勝馬が出ており、5枠以降から6頭勝馬が出ていることを考えると枠順による不利はないと言えそうです。
前走の格を見ると
重賞が7-7-7-83
オープンクラスが2-2-3-46
3勝クラスが1-1-0-12
と前走3勝クラスは苦戦傾向にあります。
🐎まとめ🏇
諸々のデータをまとめてみました!
データ分析:テレビ西日本賞北九州記念 今週の注目レース JRA
↑参照記事
データを見る様子では
クラスペディア
アブキールベイ
ロードフォアエース
キタノエクスプレス
辺りが今のところ気になるのですが、出走時期が少し異なる2025年はどのような結果が待っているでしょうか?✨
予想はまた別であげたいと思います!
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