函館記念基本情報
- 格付け:GIII(グレード3)
- 開催時期:毎年7月中旬頃
- 開催競馬場:北海道・函館競馬場(芝2000m)
- 出走条件:3歳以上・サラブレッド
- 負担重量:ハンデキャップ方式(斤量は各馬の能力に応じて調整)
- 特徴:
- 夏の函館開催のメインレースのひとつ。
- 芝2000mで行われるため、距離適性が問われる。
- 近年は中堅クラスの実力馬や古馬の復活の場として注目される。
歴史
- 創設:1953年(第1回)
- 当初は地方交流競走としての位置づけであったが、
1973年に「函館記念」として正式に開催されるように。 - 1984年にGIIIに格付けされ、現在の格式が確立された。
- 函館競馬場の芝コースがリニューアルされた1994年以降、
よりスピードとスタミナを兼ね備えた馬の活躍が目立つように。
レースの特徴と傾向
- ハンデ戦であるため、斤量差が勝敗に影響しやすい。
- 開催される函館の芝コースは洋芝で、他の競馬場よりも馬場状態が影響しやすい。
- 夏の開催ということもあり、馬の体調や調整が結果に直結しやすい。
- 逃げ・先行馬の好走が多いが、差し馬も決まる展開が多く、展開読みが難しい。
有名な勝ち馬
- 近年では、ステイゴールド産駒の活躍が目立つ。
- 2017年にウインブライトが重賞初制覇を飾ったことも記憶に新しい。
- 過去にはトウカイテイオー、アドマイヤムーンなどの名馬も勝利。
函館記念の位置づけ
- 夏のローカル重賞の中でも注目度が高く、秋の中距離路線(札幌記念、天皇賞秋など)へのステップレースとして重要視される。
- ハンデ戦のため、力の拮抗した馬が集まりやすく、波乱含みの面白いレースとなる。
🏇 人気別成績(2015年~2024年)
| 人気 | 勝-2着-3着-着外 | 勝率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|
| 1番人気 | 2-2-0-6 | 20.0% | 40.0% |
| 2番人気 | 1-0-1-8 | 10.0% | 20.0% |
| 3番人気 | 3-0-2-5 | 30.0% | 50.0% |
| 4番人気 | 0-2-1-7 | 0.0% | 30.0% |
| 5番人気 | 2-1-0-7 | 20.0% | 30.0% |
| 6番人気 | 1-0-0-9 | 10.0% | 10.0% |
| 7–9番人気 | 1-2-3-24 | 3.8% | 23.1% |
| 10番人気以下 | 0-3-4-53 | 0.0% | 11.7% |
🔍 ポイント
・人気馬はそれなりに好走しているものの、穴馬の好走も目立っています。
・10番人気以下は勝馬は出ていないものの複勝率11%あることを考えれば、馬券に組み込む旨味が大きいように思います。
🧭 枠順別成績(2015年~2024年)
| 枠順 | 勝-2着-3着-着外 | 勝率 | 複勝率 |
| 1枠 | 1-1-2-13 | 5.9% | 23.5% |
| 2枠 | 2-3-1-9 | 13.3% | 40.0% |
| 3枠 | 2-2-2-12 | 12.5% | 37.5% |
| 4枠 | 2-2-2-12 | 12.5% | 37.5% |
| 5枠 | 1-1-1-17 | 5.0% | 15.0% |
| 6枠 | 1-0-1-18 | 5.0% | 10.0% |
| 7枠 | 1-1-0-18 | 5.0% | 10.0% |
| 8枠 | 0-0-1-19 | 0.0% | 5.0% |
🔍 ポイント
・8枠からは勝馬無し。3着が1回のみと不振。
・2~4枠が2勝ずつで複勝率も圧倒的。内枠有利な傾向と言えそうです。
🏇 年齢別成績(2015年~2024年)
年齢別成績
| 年齢 | 勝-2着-3着-着外 | 勝率 | 複勝率 |
| 3歳 | 0-0-0-2 | 0.0% | 0.0% |
| 4歳 | 3-3-3-15 | 13.0% | 39.1% |
| 5歳 | 5-3-3-27 | 13.2% | 28.9% |
| 6歳 | 2-2-3-22 | 6.9% | 24.1% |
| 7歳 | 0-2-1-24 | 0.0% | 11.1% |
| 8歳以上 | 0-0-0-11 | 0.0% | 0.0% |
🔍 ポイント
・8歳以上は勝ち馬も複勝圏内もなしと苦戦。
・7歳も勝ち馬が出ていない状態。
・4~5歳馬の好走が目立ち、6歳馬も複勝率で見れば同じくらいの期待値があります。
🏆 前走格別成績(2015年~2024年)
| 格 | 勝-2着-3着-着外 | 勝率 | 複勝率 |
| G1 | 1-0-0-5 | 16.7% | 16.7% |
| G2 | 2-2-1-12 | 11.8% | 29.4% |
| G3 | 3-3-4-20 | 10.3% | 34.5% |
| OP特別 | 3-2-2-30 | 8.1% | 21.6% |
| 3勝クラス以下 | 1-1-1-16 | 5.3% | 15.8% |
🔍 ポイント
・G2、G3明けの馬が好成績。
・オープン特別組も負けず劣らず善戦しています。
・条件戦明けの馬は苦戦はしているものの好走歴もあり。勢いのある馬は注目する価値がありそう。
🏇 前走距離別成績(2015年~2024年)
| 距離 | 勝-2着-3着-着外 | 勝率 | 複勝率 |
| 1600m以下 | 0-0-1-12 | 0.0% | 7.7% |
| 1800m | 2-1-2-20 | 7.7% | 19.2% |
| 2000m | 6-6-4-38 | 11.1% | 27.8% |
| 2200m | 1-1-1-10 | 7.7% | 23.1% |
| 2400m以上 | 1-2-1-11 | 7.1% | 28.6% |
🔍 ポイント
・前走1600m以下は3着1回のみと大苦戦。
・前走2000mを走った馬の成績が圧倒的で強調材料と言えそうです。
⏱ 間隔別成績(2015年~2024年)
間隔別成績
| 出走間隔 | 勝-2着-3着-着外 | 勝率 | 複勝率 |
| 中2週以内 | 0-0-0-10 | 0.0% | 0.0% |
| 中3~6週 | 7-5-5-40 | 11.5% | 27.7% |
| 中7~12週 | 3-4-4-30 | 7.0% | 23.3% |
| 中13週以上(休み明け) | 0-1-1-11 | 0.0% | 15.4% |
🔍 ポイント
・中2週以内は複勝圏無しと大苦戦。
・休み明けも勝ち馬は出ておらず苦戦の傾向にあります。
⚖️ 斤量別成績(2015年~2024年)
| 斤量 | 勝-2着-3着-着外 | 勝率 | 複勝率 |
| 53kg以下 | 0-0-1-10 | 0.0% | 9.1% |
| 54kg | 2-1-0-12 | 13.3% | 20.0% |
| 55kg | 3-3-2-18 | 12.0% | 32.0% |
| 56kg | 4-4-5-25 | 11.1% | 30.6% |
| 56.5kg | 1-1-1-9 | 9.1% | 27.3% |
| 57kg以上 | 0-1-1-18 | 0.0% | 10.0% |
🔍 ポイント
・56㎏を背負う馬が好成績。
・それ以上の斤量を背負う場合は勝率、複勝率共に落ちるため注意が必要。
🏇今気になっている馬✨
✨トップナイフ
2023年の札幌記念2着好走馬。
昨年の函館記念は2番人気に支持されながらも10着と大敗していますが、これは菊花賞以来のレースでブランクが長すぎたことが原因として度外視します。
エプソムカップも11着ですが東京コースはこの馬に合っていないと思うので、ここで人気しないようなら狙ってみたい1頭です。
✨ディマイザキッド
前走の新潟大賞典は2番人気に支持されながらの8着も少し人気しすぎていたという印象もあります。
函館は初めてではありますが2000m前後に距離を絞っている部分に好感持てます。
4歳馬、前走重賞で2000m、斤量56㎏とデータ的にも好走の条件揃っているように思います。
岩田康誠騎手の渾身の騎乗に期待します。
😓評価下げようか悩んでいる馬💦
😓アルナシーム
中山記念で期待していたのですが見せ場なく12着。
大阪杯は相手が強かったと考え、2000mを再び走るのは期待のポイントなのですが斤量59㎏は重過ぎる気が、、、
間隔が少し空いていることも考えて今回は見送ろうかなと思っている1頭です。
力はあると思うので好走する姿に期待はしています。
😓ハヤテノフクノスケ
現状推定人気1番なのですが実際のところどうでしょう。
前走はG1で距離3200mという長距離であったことを考えれば仕方のない結果にも見えますが、世代別重賞でも3着以内無し。
2、3勝クラスを圧勝して横浜武史騎手騎乗というのは注目ポイントに思いますが過大評価は禁物かなというのが個人的見解です。
枠順決まったら予想は改めてアップします!
函館記念は荒れるイメージが強く、いよいよ夏競馬始まったなぁと気持ち的にも夏競馬モードになってきます!
端的なデータではありますが良かったら参考にしてください☺
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