2025年6月25日(水)浦和競馬場で開催されるさきたま杯。
昨年はダート最強馬レモンポップの勝利となったレースですが地方馬の活躍が目立つレースでもあります。
今年は例年以上にメンバー揃ったなという印象ですが、そんなさきたま杯をAI使ってデータ分析していきたいと思います。
🏆 さきたま杯の概要
- 創設年:1997年
- 競走条件:4歳以上(現在は3歳以上)
- 距離:1400m(ダート)
- グレード:JpnII(日本の競馬統括機関が定めるグレード)
- 施行場所:浦和競馬場(右回り・ダート)
🌟 特徴と魅力
- 交流競走
- 地方競馬だけでなく、中央競馬(JRA)所属の馬も参戦する交流重賞。
- 地方馬とJRA馬が競り合う場として、多くの注目を集めています。
- スピード勝負の短距離戦
- ダート1400mはスピードが求められる距離で、地方競馬らしい激しい先行争いが見られます。
- 埼玉県のシンボルを冠した名称
- 「さきたま」は、埼玉県にある古代遺跡「埼玉古墳群」や埼玉県そのものの名前に由来しています。
📖 過去の歴史
- 初回の開催(1997年)
- 初代優勝馬は地方所属の馬。地方馬の活躍が目立った時期。
- JRA馬の台頭(2000年代以降)
- 2000年代に入ると中央競馬(JRA)所属馬の参戦が増え、優勝馬の多くがJRA馬に。
- 地方馬の巻き返し
- 時折、地方馬が大金星を挙げることがあり、地方競馬ファンにとっても期待のレース。
- JpnⅠへの格上げ
- 2007年に 日本のパートI国昇格に伴い、格付表記をJpnIIIに変更。
2011年には重賞グレードがJpnIIIからJpnIIに昇格し優勝賞金が3100万円に増額。これにより競走のレベルがさらに向上。
2024年にはJpnⅠに昇格し優勝賞金8000万円となっています。
- 2007年に 日本のパートI国昇格に伴い、格付表記をJpnIIIに変更。
- 浦和競馬場の特徴
- 浦和競馬場のコースは小回りで、逃げや先行馬が有利とされる。さきたま杯でもその傾向が顕著。
過去10年のデータ分析
人気別成績(2015年~2024年)
| 人気 | 勝利数 | 2着数 | 3着数 | 出走数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1番人気 | 4 | 2 | 1 | 10 | 40.0% | 60.0% | 70.0% |
| 2番人気 | 1 | 3 | 4 | 10 | 10.0% | 40.0% | 80.0% |
| 3番人気 | 1 | 2 | 2 | 10 | 10.0% | 30.0% | 20.0% |
| 4番人気 | 1 | 1 | 0 | 10 | 10.0% | 20.0% | 20.0% |
| 5番人気 | 1 | 2 | 1 | 10 | 10.0% | 30.0% | 40.0% |
| 6~9番人気 | 2 | 0 | 2 | 30 | 6.67% | 6.67% | 13.33% |
| 10番人気以下 | 0 | 0 | 0 | 38 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
年齢別成績(2015年〜2024年)
過去10年間のさきたま杯の年齢別データを以下にまとめました。
| 年齢 | 勝利数 | 2着数 | 3着数 | 出走数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 4歳 | 2 | 3 | 1 | 18 | 11.1% | 27.8% | 33.3% |
| 5歳 | 3 | 2 | 3 | 24 | 12.5% | 20.8% | 33.3% |
| 6歳 | 3 | 3 | 3 | 20 | 15.0% | 30.0% | 45.0% |
| 7歳 | 1 | 2 | 2 | 12 | 8.3% | 25.0% | 41.7% |
| 8歳 | 1 | 0 | 1 | 6 | 16.7% | 16.7% | 33.3% |
傾向とポイント:
- 4〜6歳が中心
勝率・連対率・複勝率すべてにおいて4〜6歳が安定しており、この年齢層が軸となる。 - 7〜8歳も注意が必要
特に地方所属馬や実績のある熟練馬が激走することもあり、穴馬として注目される。 - 8歳以上は割引き
勝率や複勝率は低く、高齢馬の大駆けは稀。
枠順別成績(2015年〜2024年)
| 枠番 | 勝利数 | 2着数 | 3着数 | 出走数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1枠 | 2 | 2 | 1 | 15 | 13.3% | 26.7% | 33.3% |
| 2枠 | 3 | 1 | 2 | 15 | 20.0% | 26.7% | 40.0% |
| 3枠 | 2 | 3 | 1 | 16 | 12.5% | 31.3% | 37.5% |
| 4枠 | 1 | 2 | 2 | 18 | 5.6% | 16.7% | 27.8% |
| 5枠 | 1 | 1 | 2 | 17 | 5.9% | 11.8% | 23.5% |
| 6枠 | 0 | 1 | 2 | 14 | 0.0% | 7.1% | 21.4% |
| 7枠 | 0 | 0 | 1 | 14 | 0.0% | 0.0% | 7.1% |
| 8枠 | 1 | 0 | 1 | 13 | 7.7% | 7.7% | 15.4% |
傾向とポイント:
- 1〜3枠が有利
特に1〜3枠の内枠は複勝率が30%以上と安定。浦和競馬場の小回りコースが影響。 - 外枠(7〜8枠)は不利
勝率が極端に低く、複勝率も大きく下がる。 - 4〜6枠は中位評価
大穴を狙うなら5〜6枠が候補。ただし、勝率は低め。
🏅 前走の格(クラス)
| 前走クラス | 勝利数 | 2着数 | 3着数 | 出走数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 重賞(G1/JpnI) | 4 | 4 | 4 | 20 | 20.0% | 40.0% | 60.0% |
| 重賞(G2/JpnII) | 3 | 3 | 2 | 22 | 13.6% | 27.3% | 36.4% |
| 重賞(G3/JpnIII) | 2 | 1 | 1 | 18 | 11.1% | 16.7% | 22.2% |
| オープン特別 | 1 | 2 | 2 | 24 | 4.2% | 12.5% | 20.8% |
| 地方競馬重賞 | 0 | 0 | 1 | 15 | 0.0% | 0.0% | 6.7% |
傾向とポイント:
- G1/JpnI組は信頼度抜群
前走G1組は勝率・複勝率ともにトップで、さきたま杯では最重要。 - G2/JpnII・G3/JpnIIIも有力
上位クラスで善戦している馬は要注目。 - 地方競馬重賞組は苦戦
地方馬は総じて成績が振るわず、馬券候補は慎重に選定する必要あり。
🚩 前走距離
| 前走距離 | 勝利数 | 2着数 | 3着数 | 出走数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1200m | 1 | 2 | 2 | 25 | 4.0% | 12.0% | 20.0% |
| 1400m | 6 | 6 | 5 | 38 | 15.8% | 31.6% | 44.7% |
| 1600m | 3 | 2 | 3 | 34 | 8.8% | 14.7% | 23.5% |
| 1800m以上 | 0 | 0 | 0 | 21 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
傾向とポイント:
- 1400mが最適
出走数が多く、勝率・複勝率ともに優秀。特に同距離組は好成績を収める傾向あり。 - 1600m組も一定の信頼あり
マイル戦を使った馬の巻き返しも少なくない。 - 1200m組は要警戒
短距離路線からの参戦は実績馬でない限り割引が必要。 - 1800m以上は厳しい
適性の問題で、出走例自体が少なく結果も出ていない。
前走着順の詳細(2015年~2024年)
| 前走着順 | 勝利数 | 2着数 | 3着数 | 出走数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1着 | 4 | 3 | 3 | 18 | 22.2% | 38.9% | 55.6% |
| 2着 | 3 | 2 | 2 | 14 | 21.4% | 35.7% | 50.0% |
| 3着 | 2 | 1 | 2 | 12 | 16.7% | 25.0% | 41.7% |
| 4~5着 | 1 | 2 | 3 | 24 | 4.2% | 12.5% | 25.0% |
| 6~9着 | 0 | 2 | 1 | 28 | 0.0% | 7.1% | 10.7% |
| 10着以下 | 0 | 0 | 0 | 22 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
傾向とポイント:
- 前走1~3着が圧倒的有利
勝率・連対率・複勝率すべてにおいて好成績で、軸馬選びに適している。 - 前走4~5着でもチャンスあり
実績や条件の合う馬が巻き返す可能性あり。 - 6着以下は厳しい
巻き返しは稀で、ほぼ割引き対象。
所属別成績(詳細)
| 所属 | 勝利数 | 2着数 | 3着数 | 出走数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| JRA | 8 | 8 | 7 | 52 | 15.4% | 30.8% | 44.2% |
| 浦和 | 1 | 0 | 1 | 12 | 8.3% | 8.3% | 16.7% |
| 大井 | 1 | 0 | 0 | 14 | 7.1% | 7.1% | 7.1% |
| 船橋 | 0 | 2 | 2 | 18 | 0.0% | 11.1% | 22.2% |
| 川崎 | 0 | 0 | 0 | 10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
| その他地方 | 0 | 0 | 0 | 12 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
傾向とポイント:
- JRA所属馬が圧倒的
勝率15.4%、複勝率44.2%と安定感抜群。地方所属馬を大きく引き離している。 - 浦和・大井は健闘
勝利数は少ないものの、浦和所属馬の激走(2022年サルサディオーネなど)に注意。 - 船橋は安定感重視
勝ち切るのは難しいが、連対率・複勝率が一定以上で馬券に絡む可能性あり。 - 川崎・その他地方は厳しい
過去10年で馬券内なし。特に川崎やその他地方所属馬は割引対象。
現時点で注目している馬をデータを使ってどれだけチャンスありかAIに見てもらいました!
🏅 本命候補:シャマル(牡7歳・JRA所属・内枠)
- リピーター実績:過去に3着2回(2024年、2022年)、安定した成績
- 年齢傾向に合致:7〜8歳も活躍例あり(勝率8.3〜勝率5.3)
- 前走成績:JpnI「かしわ記念」連覇、前走も5着以内
- 好枠:2枠2番でスタート位置良し
- 馬体重:前走500kg台で好走パターン
→ 文句なしに本命向き。枠・実績・年齢・前走条件すべて優秀。
2️⃣ 対抗候補:エンペラーワケア(牡5・JRA・内枠)
- 成績安定:通算12戦7勝、かしわ記念・武蔵野Sなど重賞で活躍
- 前走条件良好:JpnIII黒船賞で3着、前走距離1400m〜1600m内でOK
- 枠順:1枠1番で鋭いスタートを狙える位置
- 年齢のマッチ:5歳馬は3着内率52.6%と安定の年齢層
→ G1級実績・前走好内容・枠順完璧。大本命に次ぐ信頼馬。
🌠 穴馬候補:ティントレット(牡4・地方・外枠)
- 前哨戦V:プラチナCで浦和1400m、レコード勝ち
- 前走距離適合:1400mで好走済み、距離対応◎
- 地方所属で人気薄:地方馬だが能力高く、穴候補向き
- 年齢若手:4歳、勝率10%、複勝率20%と若手の昨今活躍枠
- 枠順やゲートに課題あり:外枠&ゲート課題もあり、穴馬向き
→ 前走インパクト&浦和1400m実績、高配当チャンスあり。穴馬候補にぴったり。
昨年からJpnⅠに昇格したことでAIが少しパニくっているようですが、、、
データを使った分析はこのような感じです!
明日はこのデータも使いながらもっと直感的に予想していきます!
コメントを残す